皮脂くずれ防止下地を使った際に感じたメリット・デメリット4選

今回は、「皮脂くずれ防止下地」を使ってみて、毛穴づまりを感じたことのある方へ記事を書いています。

暑くなるとともに増える汗や皮脂による化粧崩れ、「皮脂くずれ防止下地」を使って対策されている方も多いのではないでしょうか?

私も今年は特に顔のテカリや毛所崩れが気になっていたので使ってみると、ほんとに崩れない!
メイク直しの頻度も減ってかなり重宝するアイテムなんですが、 メイクを落としたあとの肌を見てびっくり。白いポツポツした毛穴詰まりが大発生していたんです。

最初は気のせいかな…?なんて思っていたんですが、使った日とそうでない日で明らかに違う。 メイクするときにも白い角栓が目立ってメイクのりが悪くなってしまいました。

私は元々ニキビができやすい肌質なので、毛穴詰まりに関しては人一倍敏感です。
このまま使い続けるのも怖いので、皮脂くずれ防止下地が毛穴詰まりとどう関係があるのか。また、対策はあるのか?調べてみました。

目次

皮脂くずれ防止下地を使った際のメリット・デメリット4選

まずは皮脂くずれ防止下地を使った際の口コミや、実際に自分が使用した際に感じたメリット・デメリットを以下にまとめました。

【メリット】

  • 皮脂や汗による化粧崩れを防ぎ、メイク持ちが長くなる
  • テカリを抑え、さらっとした仕上がりを保てる
  • 毛穴の凹凸をカバーして、肌をなめらかに見せる
  • 夏や湿度の高い環境でもメイク直しの回数を減らせるリスト

【デメリット】

  • 撥水・撥油性のある成分が入っているので、弱いクレンジングで落ちにくい
  • しっかり落とさないと毛穴詰まりや角栓の発生につながる
  • 肌の水分も吸着してしまい、乾燥感を覚える場合がある
  • 長時間使用や落とし残しが肌荒れやニキビの原因になる可能性があるリスト

私が使用して特に感じたメリット・デメリットは、冒頭にもお話した通り「化粧が崩れなくなった」「毛穴詰まりがかなりきになるようになった」という部分です。

皮脂くずれ防止下地で毛穴がつまった私の実体験

冒頭にもお話した通り、私は今年特にテカリによる化粧崩れが気になってしまったので、皮脂くずれ防止下地を購入してみました。 使い始めは「化粧が崩れなくなった!」とかなり嬉しかったのですが…

数日たった頃にメイクをしようとすると毛穴から白い角栓がニョキニョキ生えているではありませんか。
私は全顔に使うわけではなく、Tゾーン、鼻周り、顎とテカリが気になる場所にのみ使っていたのですが、塗った場所が特に毛穴詰まりが気になる!

化粧が崩れなくなった代わりに化粧ノリが悪くなってしまいました。
他人からはしっかり見ないとわからない程度。でも鏡を見るたびに小鼻の際だったり口周りのニョキニョキが目立ってすごく嫌でした。

「肌に合わなかった」という声も実はけっこう多い

皮脂くずれ防止下地は化粧持ちの面ではとても頼れるアイテムですが、口コミを見ると

「毛穴が詰まりやすくなった」「クレンジングで落としづらく感じた」「乾燥しやすくなった」

という声も見られます。 肌質によっては合わない場合があるため、使用感を確かめながら取り入れることが大切です。

また、「なぜ毛穴詰まりが発生してしまうのか?」理由と対策がわかれば毛穴詰まりを防ぐこともできると思いますので、それも合わせて解説していきます。

皮脂くずれ防止下地で毛穴詰まりが発生する理由

皮脂くずれ防止下地で毛穴詰まりが起こる大きな理由は、メイクをしっかり落とせていないことです。
この下地は「水や皮脂に強い」膜をつくることで化粧崩れを防ぎますが、その膜がクレンジングでも落としにくいバリアのように働く場合があります。

その結果、落としきれなかったメイクや皮脂、古い角質が混ざり合い、角栓(毛穴詰まり)をつくってしまいます。
一度できた角栓は除去が難しいため、まずは相性の良いクレンジングでしっかりオフし、毛穴詰まりを防ぐことが大切です。

「皮脂くずれ防止下地」によく使われている成分

皮脂くずれ防止下地が長時間メイクをキープできるのは、特定の成分による効果です。
代表的な成分は、主に次の2種類です。

分類働き注意点
シリコーン成分肌の上に薄い膜をつくり、汗や皮脂をはじく。化粧持ちを長くする水にも油にも溶けにくく、クレンジングで落としづらいことがある
皮脂吸着パウダー皮脂を吸い取ってテカリを抑える。毛穴や小ジワも目立ちにくくする吸い取った皮脂や角栓と混ざると、毛穴に残りやすくなる


こうした成分はメイク持ちを良くしてくれる一方、落としきれないと毛穴に残りやすく、詰まりやすさや肌荒れにつながることがあります。

クレンジングで落ちにくくなる理由

シリコーン成分は皮脂や汗をはじく撥水・撥油性を持ち、肌の上に密着力の高い膜を形成します。
そのため、洗浄成分が届きにくく、クレンジングで落としづらくなるのです。

  • 特にオイルやバームでしっかりなじませないと残留しやすい
  • 皮脂吸着パウダーは皮脂と混ざって固まり、毛穴から排出されにくくなる
  • 洗浄力が弱いクレンジングでは落ち切らないことがある

商品によっては「石鹸・洗顔料でオフ可能」と記載がありますが、これは単品使用を前提にしたケースが多めです。
日常的にファンデーションや他のベースメイクと併用する場合は、落としにくくなる可能性があります。

皮脂くずれ防止下地と相性の良いクレンジングは?

皮脂くずれ防止下地に多く使われるシリコーン成分は、水やお湯では落としづらい特徴があります。そのため、クレンジング力の高いオイルタイプやバームタイプを選ぶことで、メイクや汚れを浮かせやすくなります。

特にウォータープルーフ仕様や長時間崩れ防止タイプを使った日は、肌になじませる時間をやや長めにとり、浮かせたメイクを乳化(水と油をなじませる工程)してから洗い流すのがポイントです。

以下に皮脂くずれ防止下地とクレンジング剤の相性をまとめてみました。

クレンジングタイプ落としやすさ特徴・理由
オイルタイプ油分が多く、シリコーンやウォータープルーフ成分を浮かせやすい。メイクなじみが早く、崩れ防止下地もしっかり落とせる。
バームタイプ固形状からオイルに変化。密着力が高く、毛穴の奥の汚れも浮かせやすい。乾燥しにくい処方のものも多い。
クリームタイプ油分と水分のバランスが良く、洗浄力はオイルよりやや弱めだがシリコーンも比較的落としやすい。
ジェルタイプ(油性)油分を含むタイプはシリコーンを浮かせやすい。水性ジェルより洗浄力は高め。
ジェルタイプ(水性)△〜×水が多くサッパリ系。油分が少ないためシリコーンは落ちにくい。軽いメイク向け。
ミルクタイプ△〜×洗浄力がやさしく、保湿力は高いがシリコーンは残りやすい。軽いメイクや乾燥肌向け。
拭き取りシート△〜×手軽だが摩擦が多く、シリコーンや毛穴の奥の汚れは残りやすい

オイルタイプは洗浄力が高いから肌への刺激が心配…という方もいるかもしれませんが、なじませる時間や量を守れば、必要以上に皮脂や肌の水分を取りすぎるリスクは減らせます。

また、最近では低刺激処方のオイルクレンジングや、保湿成分を配合したバームタイプも多く販売されています。
「落としやすさ」と「肌へのやさしさ」を両立できるアイテムを選ぶと安心です。

毛穴づまりを防ぐ使い方のコツ

毛穴詰まりや乾燥を防ぐために次の点を意識しましょう。

  • 相性の良いクレンジングでしっかり落とす
    特にシリコーン配合タイプは、オイルやバームなどクレンジング力の高いタイプがおすすめ。
    短時間でサッと落とすのではなく、しっかりなじませて落とすようにしましょう。

    一方で、相性の良くないクレンジングを長時間使い続けると、必要な皮脂や水分まで奪い、乾燥やバリア機能低下の原因になることがあります。
  • 毎日の使用を控える
    クレンジングをしっかりしていても毛穴詰まりがきになってしまう。というときは、思い切って使用頻度をヘアラしてみましょう。 毎日の使用で落としきれない汚れが溜まっていくと、余計毛穴が目立ってしまう可能性があります。
  • ベースメイクのやり方を見直す
    ベースメイクの手順や塗り方を少し工夫するだけでも、化粧崩れを防げることがあります。
    例えば、

    下地は必要以上に厚塗りしない
    ファンデーションは薄く均一に伸ばす
    油分の多いファンデーションは控える
    仕上げにスポンジで余分な油分を軽く押さえる

    こうした小さな工夫だけでも、皮脂くずれ防止下地に頼らずに化粧持ちを改善できる場合があります。

皮脂くずれ防止下地を使わなくても、意外とメイクが崩れずに過ごせたら、それは嬉しい発見ですよね。

皮脂くずれ防止下地は、暑い季節のメイクを快適にしてくれる頼もしいアイテムです。 ただし、クレンジングでしっかり落とさないと毛穴詰まりや肌トラブルの原因になることもあります。 相性の良いクレンジングを選び、肌を清潔な状態に保ちながら、うまく付き合っていきましょう。

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