肌質を知ることが、美肌の第一歩。
「肌質」ってよく聞くけど、実はなんとなくでしか分かっていない…
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
私は、肌荒れに悩んでいた10年ほど前『肌質』について深く考えたことがありませんでした。
なんとなく口コミの良い基礎化粧品を選んで、
「合っているのか分からないまま使い続ける」なんてことも。
でもそれが、実は合わないケアを続けて肌トラブルを悪化させていた原因だったのです。
「じゃあ私の肌質って、いったい何なんだろう?」
「変わる肌に、どうやってスキンケアを合わせればいいの?」
そんなモヤモヤを感じている方へ。
この記事では、
- 肌質って何なのか?
- 肌質は変わるのか?
- 自宅でできる肌質のチェック方法
そんな疑問を、わかりやすく解説しながら
“自分に合ったスキンケア”の第一歩を一緒に見つけていきます。
季節や体調によってゆらぐ肌と、どう付き合っていくか。
この記事が、あなたの「肌との向き合い方」を見直すきっかけになれば嬉しいです✨
肌質の種類は大きくわけて5タイプ
❓️肌質ってそもそもなに?
肌質とは、次の3つのバランスによって分類されます。
- 肌の水分量
- 皮脂の分泌量
- 角質層の状態(バリア機能)
これらの状態が組み合わさって、乾燥肌・脂性肌・混合肌などの「肌質」が決まります。
基本的には、
「生まれ持った肌の傾向(遺伝的要素)」と、
「生活環境・季節・年齢などの後天的な要素」によって左右されると言われています。
肌質タイプと特徴・原因早見表
それぞれの種類・特徴と見分け方
肌質の特徴や原因を以下にまとめてみました。
✔ 肌質ごとの違いが気になる方
✔ 自分に合ったスキンケアを知りたい方
ぜひ参考にしてみてください。
※下のイラストもあわせてご覧ください

※イラスト:イラストACより(https://www.ac-illust.com/)
肌質タイプ | 特徴 | 主な原因・要因 |
---|---|---|
普通肌 | 水分と皮脂のバランスが良く、角質層も健康。肌トラブルが少ない理想的な状態。 | 特になし(バランスが整っている) |
乾燥肌 | 水分・皮脂ともに少なく、カサつき・粉吹き・角質の乱れが見られやすい。 | 加齢・ホルモンの変化・皮脂分泌の減少 |
脂性肌 | 皮脂も水分も多く、ベタつき・毛穴詰まり・ニキビができやすい。 | ストレス・男性ホルモンの影響・胃腸の不調・糖質や脂質の摂りすぎ |
混合肌 | Tゾーンは脂っぽく、頬や口元は乾燥するなど部位ごとの差がある。 | 部位による皮脂腺の活動量の差・ホルモンバランス・季節要因 |
敏感肌 | 刺激に弱く、赤み・かゆみ・ヒリつき・湿疹などが出やすい。 | 摩擦・乾燥・洗いすぎ・季節変化・体質・生活習慣の乱れ |
肌質をざっくり見分けるセルフチェック方法(簡易チェック)
- 洗顔後、何もつけず10〜15分放置して肌の変化を見る
- つっぱり/ベタつき/赤み/部分的な乾燥などを観察してみましょう
- 「最近なんか違うかも?」と感じたら、それが見直しのサインです🪞✨
※現在肌トラブルがある方や、かゆみ・痛み・赤みなどの症状が出ている方は、無理にセルフチェックをせず、皮膚科など専門機関の受診をおすすめします。
チェック項目 | 特徴の傾向 | 肌質の目安 |
---|---|---|
洗顔後、10〜15分放置した時の肌 | 全体的につっぱらない・べたつかない | 普通肌 |
洗顔後、全体がつっぱる/粉をふく | 肌が乾燥しやすい | 乾燥肌 |
洗顔後、全体がテカる・皮脂が気になる | 皮脂分泌が活発 | 脂性肌 |
Tゾーンはテカるが、頬や口元はカサつく | 部位によって乾燥と皮脂が混在 | 混合肌 |
ピリピリ・赤み・かゆみが出やすい | 刺激を感じやすい・不安定 | 敏感肌(他の肌質と併発することも) |
例えばですが、私はよくこんなことを感じています。
- 冬はTゾーン、口元関係なく乾燥しやすい(皮向けや粉吹き)
- 暖かくなるとT・Uゾーンを中心にテカりやベタつきがでてくる
- 基本的には乾燥〜混合肌
- 食べたものの影響を受けやすい(お菓子やジャンクフードでニキビができやすい)
肌質って、「これ!」と決めつけられないものだなぁ…と実感しています。
肌質タイプ別のアドバイスとスキンケアのポイント
乾燥肌 → 保湿第一!クレンジングはミルクやクリームタイプを
🔹クレンジング・洗顔のポイント
乾燥肌の方には、ミルクタイプやクリームタイプのクレンジングがおすすめです。
比較的他のクレンジングよりも洗浄力がマイルドで、肌に必要なうるおいを残しながら汚れを落とすことができます。
ただし、ウォータープルーフのアイメイクやカバー力の高いファンデーションを使用した日は、
それに対応できるやや洗浄力の高いクレンジングを使う必要があります。
※とはいえ、強い洗浄力のクレンジングを毎日使うのは肌への負担が大きいため、
“必要なときだけ”の使用にとどめましょう。
🔹保湿ケアのポイント
乾燥肌は、水分が蒸発しやすいため、油分のある保湿クリームでふたをしてあげることが大切です。
特に、ビタミンA(レチノール)やビタミンEが配合されたスキンケアアイテムは、
肌をなめらかに整えたり、バリア機能をサポートする効果が期待できます。
脂性肌 → 洗浄力バランスとべたつきケア
🔹クレンジング・洗顔のポイント
皮脂は汚れがつきやすく、雑菌が繁殖しやすいため、 放っておくとニキビの悪化を招いてしまうこともあります。
とはいえ、洗顔やクレンジングを長時間行ったり、 何度も洗いすぎると、肌に必要な皮脂まで奪ってしまい、かえって皮脂の過剰分泌を招く原因に。
洗顔やクレンジングは、メイクや汚れを落とす“最低限”にとどめるのがポイントです。
🔹保湿ケアのポイント
脂性肌でも保湿は必要です。 アルコール成分に刺激を感じない方であれば、肌をさっぱりと整えてくれるさっぱり系の基礎化粧品を取り入れてみるのもおすすめです。
保湿クリームよりも乳液タイプのほうが油分が少なく、脂性肌には扱いやすい傾向があります。 塗りすぎはベタつきの原因になるため、少量を薄くなじませるように使用するのがポイントです。
私はつけ過ぎ防止の為、一度手の甲に出したものを少量ずつ塗るようにしています。
また、ニキビや肌荒れには、食生活や睡眠、ストレスなどの生活習慣も大きく関係しています。 スキンケアだけでなく、インナーケア(内側からのケア)もあわせて意識していくことが大切です。
混合肌→部分ケアや使い分けが安心
🔹クレンジング・洗顔のポイント
混合肌の方は、Tゾーン(額や鼻)など皮脂の多い部分から洗うことで、
負担を減らしながら効果的に汚れを落とすことができます。
- ベタつく部分 → 脂性肌向けのケア
- カサつく部分 → 乾燥肌向けのケア
また、肌質は生活習慣や食生活の影響で不安定になりやすいため、
スキンケアだけでなく、睡眠・食事・ストレス管理など日々の習慣を見直すことも大切です。
敏感肌 → 低刺激&シンプルケア
🔹クレンジング・洗顔のポイント
敏感肌は外部刺激に反応しやすいため、
洗顔はゴシゴシこすらず、やさしくソフトタッチで行いましょう。
また、熱すぎるお湯は刺激になる可能性があるため、ぬるま湯(32〜34℃程度)を使うのが理想的です。
さらに、乾燥が原因で敏感になっているケースもあるため、
冬場や季節の変わり目などは、特に丁寧なケアを心がけましょう。
🔹保湿ケアのポイント
スキンケアアイテムは、香料・アルコール・角質除去成分など刺激になりやすい成分をなるべく避け、
低刺激で保湿成分がしっかり配合されているものを選ぶようにしましょう。
スキンケアアイテムは、香料・アルコール・角質除去成分など、刺激になりやすい成分をなるべく避け、低刺激・保湿成分がしっかり入っている保湿アイテムを選びましょう。
しっかりと保湿することで、肌のバリア機能をサポートし、刺激に強い肌づくりにもつながります。
肌トラブルが続く場合や、なかなか改善しないときは、
自己判断せずに皮膚科などの専門機関への早めの相談が安心につながります。
普通肌→理想肌でも油断は禁物!
🔹クレンジング・洗顔のポイント
普通肌は、水分・油分のバランスが良く、角質層も健康な状態のため、肌トラブルは起きにくい理想的な肌質です。
洗顔やクレンジングでは、必要以上に皮脂を落としすぎないように注意しましょう。
洗浄力が強すぎないアイテムを使い、汚れやメイクをやさしくオフするケアを心がけると◎です。
🔹保湿ケアのポイント
肌の調子が良いときこそ油断は禁物です。
肌質は季節・年齢・生活習慣・ホルモンバランスなどの影響で、少しずつ変化していくもの。
そのため、肌の調子を見ながら、
“今の自分の肌”に合ったスキンケアを選んでいくことが大切です。
季節の変わり目や生活リズムの変化があったときは、
保湿力や使用感を見直して、必要に応じてケアを調整する習慣をつけましょう。
まとめ|変わる肌と、うまく付き合っていこう
「肌の取説」をつくる第一歩
『肌質』は“生まれつき”だけで決まるものではなく、
”季節・年齢・生活習慣”によって変化するもの。
だからこそ自分の肌と丁寧に向き合いながら、
その時その時の状態にあわせたケアを続けていくことが大切です。
無理に完璧を目指すのではなく、
「最近ちょっと違うかも?」に気づいてあげられることが美肌づくりの第一歩になるはずです✨️
自分の肌をより知るためにも、ときどきチェックしてあげてくださいね🌱